根管治療は何回かかる?流れと痛みの目安

根管治療は何回かかる?流れと痛みの目安

「神経の治療と言われたけれど、何回通うのか不安」「毎回痛いのでは」と感じていませんか。根管治療は、歯の中の細い管を少しずつきれいにする治療です。回数や痛みは歯の場所・炎症の強さで変わります。当院では、見通しをお伝えしながら、できるだけ不安を減らして進めます。

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目次

根管治療は何回かかる?目安は2〜5回です

結論からお伝えすると、根管治療の通院回数は一般的に2〜5回ほどが目安です。前歯のように根の管が1本の歯は1〜3回で進むことがあります。一方、奥歯は根の管が3〜4本あることが多く、3〜6回ほどかかる場合があります。

たとえば、冷たいものや温かいもので強く痛む「神経の炎症」が中心の場合は、神経を取り除き、内部を洗浄して薬を入れ、状態が落ち着いたら詰め物へ進みます。歯ぐきが腫れている、噛むと響く、過去に根管治療をした歯を再治療する、といった場合は、根の先に膿がたまっていることもあり、消毒に回数がかかりやすくなります。

通院間隔は1〜2週間に1回程度が目安です。治療と治療の間は仮のふたをして、歯の中に唾液や食べかすが入らないようにします。仮のふたが大きく欠けた、取れた、強く噛むと痛いなどの変化があれば、予定日を待たずにご連絡ください。

治療の流れ:診査から土台・かぶせ物まで5ステップ

根管治療は「中をきれいにして終わり」ではありません。最後に噛める形へ戻すところまでが大切です。主な流れは次の5ステップです。

1. 診査・レントゲンで原因を確認

まず、痛みの出方、腫れの有無、噛んだ時の反応を確認します。レントゲンで虫歯の深さ、根の形、根の先の影を見ます。必要に応じて歯ぐきの検査や噛み合わせも確認します。

2. 麻酔をして虫歯や神経を処置

痛みが出やすい処置では、麻酔を使います。強い炎症がある歯は麻酔が効きにくいこともあるため、様子を見ながら追加したり、痛みを感じにくい進め方を選んだりします。

3. 根の管を洗浄・消毒

髪の毛ほど細い器具を使い、根の管の汚れを取り除きます。根の管はまっすぐではなく、曲がっていたり枝分かれしていたりします。そのため1回で終えず、薬を入れて数日〜1週間ほど反応を見ることがあります。

4. 根の中をすき間なく封鎖

痛みや膿の状態が落ち着いたら、根の中に専用の材料を入れて封鎖します。ここで根の中にすき間が残ると、再び細菌が入り込む可能性があるため、丁寧な確認が大切です。

5. 土台・詰め物・かぶせ物で噛める形へ

根管治療後の歯は、神経がある歯に比べて割れやすくなることがあります。特に奥歯は噛む力が強くかかるため、土台を立ててかぶせ物をすることが多いです。見た目や強度、保険診療・自由診療の材料の違いについては、状態に合わせて説明します。

痛みの目安:出やすいのは治療前後の2〜3日

根管治療の痛みは、治療中よりも「治療前」と「治療後」に出ることが多いです。治療中は麻酔を使うため、多くの場合は強い痛みを抑えながら進めます。ただし、膿がたまって圧が高い時や炎症が強い時は、触れた時に響く感じが残ることがあります。

治療後は、根の先を器具で触れたり、内部を洗浄した刺激で、2〜3日ほど噛むと痛い、ズーンと重い、浮いた感じがすることがあります。処方された痛み止めは、我慢しすぎず指示に沿って使用してください。痛みが軽い場合でも、その歯で硬いせんべい、ナッツ、氷などを噛むのは控えましょう。

注意したいサインは、痛みが日に日に強くなる、頬や歯ぐきの腫れが広がる、発熱がある、口が開きにくい、仮のふたが取れた、などです。このような時は、細菌が増えている、膿の出口がふさがっている、噛み合わせの力が強く当たっている可能性があります。当院では症状を伺い、必要に応じて洗浄、噛み合わせの調整、薬の検討を行います。

回数が増えるケースと、治療中に気をつけたいこと

回数が増えやすいのは、主に4つのケースです。1つ目は奥歯で根の管が多い場合、2つ目は根が曲がっている場合、3つ目は膿が多く腫れをくり返している場合、4つ目は過去の詰め物や根の材料を外す再治療の場合です。再治療では、古い材料を取り除く作業だけで1回かかることもあります。

治療中の注意点は3つあります。まず、仮のふたをしている側で強く噛まないことです。仮のふたは最終的な詰め物ほど丈夫ではありません。次に、歯みがきを休まないことです。歯ぐきの周りに汚れが残ると、治療中の歯にも影響します。最後に、予約を空けすぎないことです。間隔が長くなると仮のふたがすり減り、根の中に唾液が入りやすくなる場合があります。

根管治療には限界やリスクもあります。根のひび、器具が届きにくい複雑な形、強い感染、歯の残りが少ない場合は、治療を行っても症状が残る、再発する、抜歯を検討することがあります。また、処置後に一時的な痛みや腫れ、薬剤への反応が出ることがあります。状態を見極めながら、保存できる可能性と負担の両方をお伝えします。

保険診療と自由診療の考え方、迷った時の相談先

根管治療は、条件を満たす場合に保険診療で受けられます。保険診療では、国が定めた範囲の材料・手順に沿って行います。一方で、歯の状態やご希望によっては、精密な検査、器具、土台やかぶせ物の材料などで自由診療の選択肢が関わることがあります。自由診療は医院ごとに費用が異なり、費用は目安として事前に説明を受けることが大切です。

「あと何回くらいですか」と聞くのは、遠慮することではありません。根の中は見た目だけで判断しにくく、治療の途中で回数が変わることもありますが、当院ではその時点での見通しをできるだけ具体的にお伝えします。

根管治療は、歯を残し、再び噛める状態を目指すための大切な治療です。不安を抱えたまま通うより、痛みの程度、生活で困っていること、通院できる曜日なども含めてお話しください。大川歯科医院は、地域のかかりつけ歯科医院として、患者さんのペースに寄り添いながら治療計画を一緒に考えます。

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よくあるご質問

Q. 根管治療は1回で終わることがありますか?
A. 前歯で炎症が軽い場合など、少ない回数で進むことはあります。ただし根の形や感染の程度で変わるため、診査後に目安をお伝えします。

Q. 根管治療中に痛みが出たらどうすればよいですか?
A. 処方された痛み止めを指示通り使い、硬い物を噛むのは控えてください。腫れや発熱、痛みの増加がある時は早めにご連絡ください。

Q. 治療途中で通院をやめるとどうなりますか?
A. 仮のふたがすり減り、根の中に細菌が入ることがあります。痛みがなくても再感染や歯の破折につながる場合があるため、最後まで通院しましょう。

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