
患者様への感染対策
体温測定
当院では、来院時に体温測定をお願いしております。自動で測定する機器を設置しております。37度以上の熱がある場合、診療をお断りさせていただく事があります。
ディスポーザブルのフェイスタオル
当院では、診療時に使用するお顔にかけるタオルや、エプロンは使い捨てのディスポタイプを採用しております。お肌の敏感な方は、お気軽にお申し出下さい。
問診
診療開始時に、体調の不良(発熱等)が無いか、内服薬の変更等が無いか確認させていただいた後に治療を行います。
診療台の消毒の徹底
当院では、診療後に診察台の消毒を徹底しております。スウェーデンの歯科医院で採用されている高機能な消毒薬の(ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩)みを使用しております。薬剤が残留すること無く効果的な殺菌力を有しております。



海外では、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩を使用した洗浄剤が主流となっています。安定した効果、低刺激性、安全性などから、感染症対策には欠かせない殺菌成分のひとつとされています。日本においても、効果的な感染症対策の観点から、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩を使用した洗浄剤は、今後さらに普及することが予想されます。それぞれの洗浄剤の特徴を生かし、病院での感染対策に積極的に取り入れることで、クリニックでの感染対策がより安全・安心なものとして確立されることを期待します。
通常、細菌の細胞膜やウィルスの外側は、+の電化を持ちお互いが接着しないように電気的に斥力が働くようにできている。ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩は、電気化学的に-の電荷を持ち細胞・ウィルスの電化力に対しより強いマイナスの電荷をもつため、ウィルスや細胞のプラスの電荷を引き寄せることで、それらの膜のバランスを壊し除菌・抗菌化する働きをします。
ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩は、マイナスの電荷を持つことからテーブルをはじめ一般的な物質に電気的に付着しやすい為、アルコールのように消えてしまうことは無く言わばコーティング作用があり除菌・抗菌効果は継続します。そればかりか、継続して使用することでより一層のコーティング効果となり、除菌・抗菌効果は持続します。



診療の感染対策
診療器具の徹底滅菌



当院では、診療に使用する器具の滅菌を個別に行っております。クラスBと呼ばれる最高クラスの滅菌装置を使用し、高度な滅菌環境を実現しております。また、機器の種類に応じてクラスBだけでなくクラスSやクラスNの滅菌装置を使い分けております。
診療ごとのディスポーザブル採用



診療開始時に滅菌パックを開封し、治療を開始します。必ず治療に使用する時は滅菌された状態の治療器具を使用致します。また、血液等に関する消毒滅菌も徹底しております。
アイガード&フェイスガード
診療の際に、治療の説明やお話しする際に飛沫などが飛び散らないよう、マスク、フェイスガード、アイガードを着用した状態で診療させていただいております。また、診療毎のグローブ交換も徹底しております。



診療空間の換気の徹底
当院では、診療時の飛沫を防ぐために必要に応じて口腔外バキュームを使用しております。音が気になる方はお申し出下さい。また、診療室内の換気もサーキュレーターや空気清浄機を使用し、定期的に窓開けなどで換気を行っております。
滅菌について



クラスB真空高圧滅菌
医療先進国であるヨーロッパの基準EN13060「クラスB 」に準拠した滅菌器です。
真空パルス方法により、チャンバー内の空気を除去し、蒸気を注入することで一般的な重力置換式の滅菌器では難しいと言われる管形状の器具(タービン、マイクロモーターハンドピース 等)の内部まで滅菌が可能です。
ウイルスや芽胞という滅菌が困難な感染源を徹底的に滅菌をしております。



歯科用タービン専用滅菌機器
ハンドピース専用の小型高圧蒸気滅菌器です。
一度に最大12本のハンドピース滅菌が可能です。(滅菌パックに入れた場合:最大8本)
ハンドピースを傷めない、送風乾燥機能を搭載しています。
当院では、治療に使用するエアタービンを治療ごとに滅菌をしております。
滅菌管理体制
当院は、第2種滅菌技師が在籍しております。
滅菌技師・滅菌技士とは、一般社団法人 日本医療機器学会が認定している制度で、第1種滅菌技師と第2種滅菌技士の2種類があります。
滅菌供給業務は病棟、外来など医療施設の臨床現場でかかせないものでありながら、これまでは特別な資格をもたない医療職員の経験によって行われてきました。
そこで、以前から滅菌供給業務を検討してきた日本医療機器学会が、滅菌供給業務のリスク管理のさらなる向上を目指して導入したのがこの制度です。


